こんな山奥で始めた、こんな生活。

たかやのOrganic lifeとエトセトラ

中山間地域での鹿対策について

いやー、こんばんわ。

あいかわらず、思考の80%が「農」のあたしです。

 

最近の作業はあらかた畝立てです。(スコップで)

畑作業をしていると、ふと気付いたら、色んな事を考えてるんですね。

畑のアイディアだったり、自然の事、普段の生活の事、哲学的な真理、不安な事、楽しい事、so on so on って感じで。

 

今自分史上最大にホットな話題、鹿や、いのししの獣害対策を考えてみました。

今の山奥の生活。簡単な環境を説明すると、国道から20km離れた山奥の山村の一番上の山の斜面の畑というコンディションです。鹿さんは夜、外に出るといたり、いなかったりの、まぁ、俺らが寝たら、好き放題やってるんだろうなっ!という感じです。

 

でも、鹿さんは森に住み、森の中でエサを探していると思うんです。わざわざ危険を冒して、人間のいる山村に出てきてるという事は、エサがないんですよね。我々のご先祖様が後世の子ども(100年後の)の事を思って植え、次の世代が間伐や、枝打ちなどの管理をして、でも、伐採せず売らずに、その子どもの世代の為に、大事に残しておいた、大事な杉や檜が生えてびっしり、隙間なく、どこまでも生えているから。

 

そんな中、私がそんな場所に引っ越してきた訳ですよ。そして俺はどちらの人間というと、自然派を通り越して、野生派。自分の利益の為だけに動きたくない訳です。自然な循環の中で生きていたい。

でも、栽培している野菜は(今はまだ発芽したばっかりですが)食われるリスクはある。でもネットや柵をするのは、第一に景観が悪くなる。そして、ここは全部俺の土地で俺の所有物なんだ!っと宣言するような、力の世界を象徴するような事だと思うんです。そんな状況なんで、ネットをするくらいなら食われても良いとも思ってたり。

 

僕の持論なんですが、今の農業は、いかに生産量を上げるかという事が目的だと思うんです。そのために、刈り払い機で草を刈って、耕耘機で土を耕して、品種改良された種や苗を植えて、化学肥料や有機肥料を使って、ビニールマルチで草を抑えて、農薬で病気を予防して、収穫して、それを売れる需要のある遠く離れた所で売る。そんな循環になると思うんです。でも、それって、無駄なエネルギー使い過ぎじゃないですかね。自分のエネルギーも、環境のエネルギーも。

 

農にはこんな可能性もあるとおもうんです。

畝を立てて、種を植えて、そこに生えている草や虫、微生物の力を借りて育てて、収穫して、それを主に自分やご近所さんで食べて、それ以外を近くの直売所で売る。中には自然の糧となるのもあるでしょう。

僕がやろうとしているのはそんな感じのイメージです。森で生きているもの全員が自然の恩恵を享受できる環境。誰かが搾取をしないで、分かち合う経済。

甘いと言われるかもしれませんが、本音なのです。

 

そんな感じで、とりあえず、現金収入の為に8時間外でアルバイトして、帰ってきてからヘッドライトを付けて畝立てを5時間してたものの戯れ言でした。

 

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またね。

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